2002.6.13
散華
仏道山 野坂寺(ぶつどうざん のさかじ) 臨済宗南禅寺派
御本尊 : 聖観世音菩薩
ご真言 : おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 老いの身に 苦しきものは野坂寺の いま思い知れ 後の世の道
26番・円融寺から約30分、右側に「佛道山野坂寺」の石柱が建っていました。
右折して参道に入ると桜並木でしたが今年は既に花は終わりピンクの桃の花、地蔵尊が迎えてくれました。
山門にのぼるゆるい坂道の両側には赤地に白い文字の旗が沢山はためき、その先に大きな楼門が見えてきました。
山門まえに立つと左手には羊山トンネルから出て来た西武電車が見えました。ここは巡礼の旅ごとに車中から眺めていたお寺でした。
山門の下の広いスペースの真中には木製の仏像が立っていました。
山門には、閻魔大王と十王像が奉られています。
境内は白い細かな石が敷きつめられ、左側には巡礼の為の席が設けられていてお茶、地元の梅の漬物で接待してくれました。
正面の本堂前には落ち着いた石灯篭と可愛らしい顔をした六地蔵が左右に分かれて立ち並び、その後方にはヒバの木が塔の様に並んでいます。
広い本堂の中へは入る事ができ、身近に御本尊を拝する事ができました。
本尊は156センチもある木彫一本造りの立像で、藤原時代の作です。
堂内からは素晴らしい庭園や仏像等も拝することができます。
山門左側には沢山の仏像が納められている建物もあり、境内にはおそうじ小僧と名づけられた1メートルほどの可愛い小僧さんの像、
やすらぎ観音、鳥獣供養観音等があり見どころ豊富なお寺でした。
第八日目・32番・法性寺へ