2002.6.18
松風山 音楽堂(しょうふうさん おんがくどう) 臨済宗南禅寺派
本尊 : 聖観世音菩薩
真言 : おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 音楽の み声なりけり小鹿坂の 調べにかよう 峰の松風
ご朱印をご覧下さい。
座地蔵さんの裏手の畑の中を進むと小さな祠があり、ここにも満開の桜が咲いていました。
ゆるい山並みを右手に見ながら進み、右折、小鹿坂と呼ばれている山林に囲まれた坂道にはいりました。
樹木に覆われた薄くらい急勾配の山道も中途でとぎれて、秩父盆地が眼下に見られ、雄大な武甲山も見えました。
一息いれて進むと満開の桜の木の下に秩父観光ポスターでお馴染みの十三権者の地蔵が高台に並んでいました。
周りには沢山のカメラマンが三脚を立てて陣とっていました。
満開の桜が咲く秩父ミューズパークを横切り音楽堂へと進みました。
坂道を下ると桜の花に包まれたお堂の脇にでました。
音楽寺の寺名は、松の梢を吹く風の音から生れたそうです。
近年は音楽関係の人達や新人歌手達がヒットがでる様にと祈願に訪れてくるようです。
音楽寺は、秩父事件の舞台になった寺です。
明治十七年十月三十一日、吉田町の椋神社に結集した三千人の農民たちは、蓆旗を立てて小鹿坂峠を越えて音楽堂に至り、
境内の梵鐘を打ちならして市内へとなだれ込んだそうです。
この鐘は秩父市指定文化財になっています。
困民党決起百年を記念して建てられた「秩父困民党無名戦士の墓」があります。
境内からは秩父市街が桜の花こしに一望できました。
正面の塔は秩父公園橋です。
参拝を済ませ秩父ミューズパークを横切り、秩父市街地を一望できる展望台で昼食をとり、山道を下り、
先ほど眼下に見た秩父公園橋を渡り、西武秩父駅へと向かいました。