2002.6.8.
散 華
誦経山 四万部寺(ずきょうざん・しまぶじ)曹洞宗
本尊 : 聖観世音菩薩
真言 : おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 あらたかに 参りて拝む観世音 二世安楽と 誰も祈らん
平成14年3月4日(月曜日)快晴
西武秩父駅からバスで栃谷で下車、のどかな山村風景の中を500メートル程歩いたところ、左側に山門があらわれる。
山門前に立つと右側に「日本百番観音霊場秩父一番四萬部寺」、左側に「県指定文化財札所一番観音堂」の石柱が立っていました。
山門の石段を登り山門を入ると正面に観音堂がありました。
私達が最初に訪れた様で境内には人影も無く、すがすがしい雰囲気の中に秩父巡礼の第一歩が始まりました。
右側の納経所でご納経帖、納札、経本を購入し堂内で先達の松葉氏について般若心経を三度読経しました。
納経帖にご朱印とおはなを頂きました。
読経を終わった頃白装束をまとった団体さんが到着しました。
読経を聞きながら山門前にある旅籠屋の脇の道に入り巡礼みちに足を運びました。
二番札所大棚山真福寺へ向かいました。
畑の中の道の石仏やひっそりとたたずむ茅葺の家をみながら、のどかな山村を過ぎるとやがて急なカーブの多い上り坂になりました。
山道の両側は鬱蒼とした杉の大木がおおいかぶさってくる様で、足元も暗く感じる程でした。
汗がにじみ、息も次第に荒くなってきた頃路端に残雪が現れました。
しばらく登ると山道の右手に真福寺本堂の銅葺きの屋根が見えてきました。