2002.6.16
華台山 童子堂 「永福寺」 (かだいさん わらべどう) 真言宗豊山派
本尊 : 聖観世音菩薩
真言 : おん あろりきゃ そわか
ご詠歌 極楽を ここで見つけて童う堂 後の世までも たのもしきかな
ご朱印をご覧下さい。
参拝日 平成14年4月1日(月曜日) 晴れ
観音寺を出て右へ、車の行き来が多い道ですが両側に広がる畑をみながらの、のどかな巡礼道を進む。
左手には勇壮な武甲山を眺めながら、素朴な秩父の風光を満喫しながら歩く。
途中道端に桜が咲く薬師堂がありました。間もなく左がわに高い台座の上に座った地蔵尊が迎えてくれました。
台座には二十二番入口と刻まれ、武甲山と秩父公園橋を背景にしたお姿は絵になります。
坂を下って小さな橋を渡ると左側に茅葺の仁王門が見えてきました。
門前左には六地蔵が立ち並び巡礼者を迎えてくれます。
仁王門におられる仁王様は可愛い童子で、ユーモアたっぷりのお顔をしています。
この可愛い仁王様は童子仁王と呼ばれています。
山門をくぐると真っ直ぐに参道が続き、両側には丸く剪定された茶の木が並んでいました。
境内に入り、右手に観音堂がありました。
このお寺は正式には「永福寺」という名前ですが子供にまつわる伝説が次々と生れ「どうじどう」「わらべどう」と呼ばれています。
欄間や扉には淡彩の彫刻や上方には「童子堂」と書かれた額がかかっています。
正面の唐戸には、見事な風神、風雷等が一枚板に彫られていました。
境内の左側には桜の花をバックに身代わり地蔵が鎮座していました。
納経所のお年寄りから湯茶と梅干の接待を受け一息つき、次の23番・音楽堂へ向かいました。